研究成果・実績
プレスリリース「がん免疫療法使用中に隠れていたリンパ腫が見つかる場合がある」
岡山大学学術研究院先鋭研究領域(未来医療)の冨樫庸介教授(岡山大学病院呼吸器内科兼任)、岡山大学の長﨑譲慈客員研究員(研究当時。現、大阪公立大学)、二宮利文非常勤研究員(研究当時。現、九州大学病院)、Caiyang Fang大学院生(岡山大学医歯薬学総合研究科博士課程)、愛媛県立中央病院の勝田知也呼吸器内科部長らの研究グループは、がん治療に広く用いられる抗PD-1抗体などの免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の投与中に、一部の患者で潜んでいた血液のがんの一種であるリンパ腫が見つかってくる可能性があること、およびその仕組みの一部を世界で初めて明らかにしました。
研究グループは、本邦のICIを投与された肺がん患者の大規模データベースを解析し、投与を受けていない患者と比較して、非常に低頻度ではありますが、リンパ腫が見つかるリスクが明らかに高いことを突き止めました。ICIによって活性化した本来免疫の味方になる細胞(濾胞性ヘルパーT細胞)が、隠れていたリンパ腫細胞の増殖を促してしまうというメカニズムの一端を解明しました。本研究成果は、国際学術誌『Clinical Cancer Research, a journal of the American Association for Cancer Research』に2026年5月18日(日本時間23:00)に掲載されました。
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